胸椎の横突起を動かすことは肋横関節を動かすことなのですが、この助横関節を安全に丁寧に動かすことができると、胸椎をちゃんと動かすことができる、そしてそれだけではなく実はとても心地よく呼吸の改善をすることができる。
しかし、力任せで動かすととても苦しいだけでなく助横関節捻挫やひどい時には肋骨を骨折させてしまう可能性さえあるのです。
どのようにするのが理想の動かし方なのか?
理想の動かし方を知る前に、やってはいけない方法の説明を(笑)
これは本当に基本の部分で整体技術基礎スクールでも最初のテクニックの一つとして教えられる、10年・20年とベテランになってくると少しづつ「崩れ」てきてしまう。
「崩し」のつもりで、基本に戻ってみると自分の技術が「崩れ」だったということに気が付く。
やってはいけない方法は上腕二頭筋を使って押すという方法、体重をかけて肘を伸ばしながら押し込むという方法です。
多分、ほんとんどの人がこれをやってまっている。
基本で教わった方法とは変わってしまうのです。
「崩し」と「崩れ」
同じような言葉だけど、これが全く違う。
「崩し」とは基本がわかってできて、自分のやり方に応用するのでいつでも基本に戻ることができる、「崩れ」とは基本ができていない状態で自分なりのアレンジをしてしまうので基本に戻ることができない。
この基本に戻ることが出来るか?できないか?
これが大きく違うのです。
胸椎・肋横関節を動かすコツは、肘の回内から回外への動きで胸椎・肋横関節を動かすのです。
大切なのはスタンスとネクタイの位置、そして肘の動き。
習ってないと何のこっちゃ!?ですが、これがプロの技術というやつです。
自分の都合のいいようにだけ、手を使って動かそうとしてしまうのが素人の技術になってしまうのです。
毎月のことですが、Dojoでの基本技術の復習を徹底的に確認して、「崩れ」を修正する。
来月は腰椎のテクニックです。
よろしくお願いします。
江尻