7月のIn &outを担当させて頂きました。
土用の丑の日の翌日だったので、鰻重を分析した結果、整体との共通点を見出した話から。
大半の鰻屋さんは、鰻は仕入れです。
獲ってきたり、ましてや育てたりしているところはほとんど無いでしょう。
すると、同じ鰻を仕入れている店同士があるとすると、味の違いはどこで差が着くのか?
・焼き方(皮の焦がし方、脂の出し方)
・タレの味(甘い、甘辛いなど)
付け合わせの肝吸いや、デザート、米の品種は多岐にわたるので割愛すると、大きく分ければ2
つのポイントの違いしかないわけです。
では、整体施術の違いや差はどこにあるのだろう?
人が違えば施術が違うわけです。
接触、圧、ベクトル、最密位、言葉添え…
その味付けを意識しているか、コントロールしているか。
もちろん、安全、安心、効果的で正確なアプローチであることが前提です。
自分が好きな感覚、これをやって欲しい、こう触って欲しい。
そんな味付けができたら、それはセラピストの個性や特徴になるのではないかなと、鰻重が教え
てくれました。
後半は、続かない習慣を継続する考え方の話。
継続するにはその日に始めることと、1つのワークアウトをやり切らなければなりません。
今日は休んじゃおうかなという声と、苦しくなった時に離脱したくなる声に勝たなければなりま
せん。
キツイですよね。
嫌ですよね。
僕も嫌です。
そこで出すのが「後悔を先に立てる」戦法。
やらなければならない時に、休んじゃった先にある結果や、離脱した後のことをイメージするんで
す。
欲しい結果が得られない、先に進まない、惨めな思いを先にしておく。
時間もお金も労力もかけて、惨めな思いはしたくないですよね。
ここでやっておかなければ、やり切っておかなければ後悔する!
一見すると賢そうな頭の中の声が囁きかけてきたら、その先をイメージします。
脳は現状維持が大好きなので、甘い声をかけてくるんです。
その声を打ち消さなければ、習慣すら作れません。
苦肉の策で編み出したのが「後悔を先に立てる」です。夏は暑いし、気持ちもダレるし体もそれにつられます。
あっという間に時間だけが過ぎていきます。
でもこの時期の過ごし方で、1年の後半が大きく変わると思います。
みなさんの頭に刺激とエネルギーを残せたら幸いです。
ありがとうございました。
村田稔明