6月「先輩の技」スピーカーを務めさせて頂いた、南です。
6月度が自分の番だというのが昨年12月に判明してから、ずーっと頭の中で「困ったな」と思い続けてきました。
普段何気に使っている技術というのは、基本技術を「アレンジしよう」と思ってしているのではなく、
「目の前の人を、どうやって変化させられるのだろう」という想いから、案外自然発生的に出てくるものです。
それを、どんな風に「プロ集団に伝えるのか」という観点は、普段の施術生活ではあまり必要ないことなので、正直、戸惑いました。
ですので、改めて自分が普段どんなアレンジをして技を使っているのか、今回改めて整理しました。
ベーシックな技術というのは、それはもう、何万回もやり続けてきたことなので身体に染み付いている、、、はず。
はずなのですが、それが知らない間に「目的を見失った使い方」をしてしまうようになると、効かせられなくなるだけではなく、
今回のように「応用」しようとしても出来なくなってしまう、ということにつながります。
フミユが大事にしている「基本の基本」は、実はそれに留まらないものであるというのが、今回「応用」ということを意識した時に、改めて気づかされました。
今回の内容はとてもシンプルですが、「使う目的」を間違うと、壊してしまう技に変化してしまいます。
それは私自身も自覚して慎重に使っておりますので、基本に沿った丁寧な施術をお願いいたします。
私の拙い説明に、真剣に耳を傾けてくださったフミユの先生方、ありがとうございました。
今回の「先輩の技」では、午後から「四肢」の講義があるので、意識して内容をピックアップしました。
検証に1ヶ月半、協力してくれた友人にも感謝です。
その内容を、師匠はじめ、江尻先生→星野先生によって、1日の研修の流れに見事に繋げていただきました。
ありがとうございました。
南朱美