手指の疾患から考える整体の役割

今回のRooTsでは

「手指の疾病」をテーマにお話しさせて頂きました。

WBCで侍ジャパンが盛り上がる中、

ボク自身も完全に乗っかりながら(笑)

「体を使う人間にとって、手ってやっぱり重要だよね」

そんなところから今回のテーマを選びました。

手指のトラブルは想像以上に多い

講義内では

・ばね指

・母指CM関節症

・ヘバーデン結節

・ドケルバン病

・神経麻痺(正中・尺骨・橈骨)

・腱損傷や術後の状態

など、現場でよく見かける症例をベースに整理しましたが、技術的に出来たのは、母指CM関節症のアプローチのみでした。

改めて感じるのは

手のトラブルってめちゃくちゃ多い

という事実です。

しかも

「病院に行くほどじゃないけど不調」

これがかなり多い。

もちろん病院で診断を受けて治療中の方も、それとは別で整体に来る方もいます。

そういった場合にもクライアントさんに安心して整体を受けて頂ける準備はしておきたいものです。

しかし整体師は“診断しない”けど“見立てる”

これは何度もお伝えしましたが、ボクらは診断をつける仕事ではない。でも同時に見立てる力は絶対に必要です。

手指の症状ひとつ取っても

・関節の位置

・滑走不全

・使い方のクセ

・前腕〜肩の連動

こういった“環境”を見ていくことで「なぜそこに負担が集中しているのか」が見えてきます。

症状ではなく現象をみて“環境”を変える

今回一番お伝えしたかったのはここです。

例えばばね指ひとつ取っても

腱の問題だけじゃない

・MP関節の位置

・手関節の固定

・前腕の滑走不全

・日常の使い方

こういったものが重なって起きているケースが多い。

つまり

症状を追うと迷う

環境を変えるとシンプルになる

これがボクの経験して来た現場のリアルです。

今回の講義では

・位置を整える

・滑りを出す

・使い方を変える

この3つを軸に

手指へのアプローチを共有しました。

特に大事なのは

何が起こっているのか?

どんな状況なのか?

ケース判断と、 どこを触らないかの判断

やりすぎると壊れる。

でもやらなすぎると変わらない。

このバランスこそ

整体の面白さであり難しさだと思っています。

ボクが今回改めて感じたのは

整体は“治す”じゃなく“崩さない”

という立ち位置。

・悪くなる前に整える

・負担の偏りを減らす

・長く使える体を作る

これってめちゃくちゃ価値あると思うんです。

実際、手指のトラブルって

「気づいた時には進んでる」

ことが多い。

だからこそ

予防としての整体

ここをもっと現場で伝えていきたいですね。

最後に

今回の内容は

特別な技術というより

“現場で使える考え方”

を中心にお伝えしました。

派手さはないですが

・再現性がある

・誰でも使える

・患者さんに還元できる

そんな内容になっていたと思います。

「今更」ではなく

「だからこそ今」

お婆ちゃんの知恵袋くらいの感覚で

日々の施術に落とし込んで頂けたら嬉しいです。

ご参加いただいた皆さん

ありがとうございました。

星野