シェア講師という貴重な時間を頂きありがとうございました。
今回は身体の不思議と面白さ、元来備わっている身体のチカラを引き出す、その体験をベースに内容をシェアさせて頂きました。
改めて感じた事。
それは知識や技術を磨いてきた先生方に対して、その前提となる身体の本質に向き合ってもらう難しさを体験出来ました。
過去の僕もそうでしたが、「自分は出来ている(やってきた)という自負を持っている」というプライドが先に邪魔をしてきます。
勿論、プライドを持つ、持たないに良い悪いはないし、僕はどちらでも良いと思っています。
何故なら、相手を変える事は出来ないからです。
その前提を知った上で今回お伝えしたかった根源は
学びに対して何よりも重要なモノ・・・
それは「欲」です。
欲がつく言葉も沢山ありますが、「自分にどの欲がついているか?」です。
それも自分が選択できる事であると僕は思います。
(意欲・強欲・情欲・貪欲・無欲・利欲など)
自分の身体の状態は結果そうなっている。
その現状を知り、今までの常識を壊す事で、新たな自分が生み出されると思います。
※視点や思想、理論が違う事で、恐らく受け入れられないという自分のマインドブロックが先に来ます。
なので、出来ない自分を受け入れて、省みる事が先決です。
※これが恐らく難しい。=やる前から難しいストーリーを作る思考が働きます。
自分の身体と向き合える時間がどれだけ増やせるか?
自分の中で検証を積み重ね、腑に落ちた言葉と行動は、相手に影響を与えてくれると僕は信じて実践しています。
そして、それをお伝え出来たと思います。
身体のワーク(意識)に取り組む事で、身勝手に身体が学習し、いつの間にか実践している整体自体がブラッシュアップされている。
これが理想です。
講義の中でもお伝えした
「動かす」と「動かされる」。
似て非なるモノです。
人を動かすのは大変ですが。
人が動かされるのは自然です。(関節も動かされるが理想と僕は考えます)
そこには衝突がなく、緊張が含まれません。
そこに到達する為にも、緊張と衝突、対立を「自分が」知る必要があります。
今回少ない時間でしたが、その一部に触れて頂けたと思います。
※一部は全部を含みます。
整体という分野から抽象度をあげて生体に僕はシフトしています。
なので、テクニックや方法は今回お伝えしていません。
それよりも大切な
生きた目であるか?
生きた手であるか?
生きた身体であるか?
それが無ければ死んだ体と同じになってしまいます。
動物は対象に対して威嚇したり、吠えたり、喜んだりと表現します。
人間は対象が自分の頭になってしまう事が多いです。
これが頭でっかちであり、頭に血が昇っていて浮足立っている状態です。
そうならない為に、地に足つけて、自分を磨いて、新たな可能性に気づき生み出していきましょう。
先生方、貴重な時間をありがとうございました。
戸川 俊輔