今月の臨床セラピスト治療家塾RooTsの講義は特別講義でした。
岡山県の藤沢先生をお招きしての講義。
治療家・セラピストで藤沢先生を知らないと「もぐりの治療家・セラピストですか?」と聞かれると言われている全国でも技術マニアの間では有名な先生です。
そんな藤沢先生が陸の孤島、御前崎に来てくれた。
師匠の本音を聞くと、何年も前から是非、師匠の主宰する臨床セラピスト治療家塾RooTsの講義をお願いしたいと考えておられたようで、藤沢先生も僕たちの師匠、鈴木暁光先生の要望なら行きますと、二つ返事で来てくださいました。
男気のある関係、カッコイイです。
講義の内容はと言いますと・・・
セラピスト・治療家が技術を使う前に必要な技術と想い。
言葉にすると分かりにくいと思いますが、今の現状でセラピストのスクールや整体・カイロプラクティックのスクールやセミナーではやらなくなってしまったこと。
しかし、本当はその部分が一番重要で必ず身につけなければならない技術と想いだと僕は感じました。
手で身体を触る仕事ですから、その手の感覚と言いますか、感触と言いますか、その触れるにも技術がある、そしてその技術は奥が深く絶対に忘れてはならない感覚だということです。
治療家・セラピストとはなんたるかを教えていただきました。
これは年に4回も渡米して技術取得のために勉強されている藤沢先生だからこそ言える。
科学的に論理的に学び、科学的・理論的に臨床を重ねてこられた藤沢先生の想いが伝わる内容でした。
そこに人間としての在り方と生き方を藤沢先生らしくプラスされて身体を触るという行為、それが藤沢先生の治療であり、セラピーだと僕は受け取りました。
科学的・理論的でありながら人間らしい、人間臭さが手に宿る人の身体の触り方。
治療家・セラピストならば絶対に知っておかなければならないことだと思います。
技術を教えてくれるスクールやセミナーは世界中に山ほど有ると思いますが、今回の藤沢先生の伝えてくださった、身体を触る時の感性と感覚の磨き方は誰も教えてくれないと思います。
本来、自分の「手」を道具として使う職人ならば秘密にしておきたいところでもあると思います。
今月のRooTsも本当に楽しい学びとなりました。
藤沢先生本当にありがとうございました。
えじり