7月の関節の旅「肘関節」リーダーを務めさせていただいた村松屋です。
個人的にはご相談を受ける機会の少ない肘関節。
上腕骨と尺骨、橈骨という3つの骨、3つの関節で構成され、動きとしても屈曲・伸展、回内・回外のみという、極めてシンプルなもの。
しかし、肩甲骨を含めた肩の動き、手首や指の動きにも大きく影響する重要な関節でもあります。
今回そんな肘関節の関節リーダーを承り、巷ではどんな事が発信されているのか?とYouTubeやInstagramで肘のモビリゼーションなどについて調べてみると、全てが、といっていいほど前腕の筋肉についてのものばかりで、関節そのものに対してのものはほとんど出てきませんでした。
これでは師匠が常々言われている「筋肉に逃げるな!」になってしまいます。
シンプルとはいえ腕尺関節は蝶番関節、腕橈関節は球関節、近位橈尺関節は車軸関節とそれぞれ違う動き・働きをする関節の複合体。
それら1つ1つを、通常の動きではない「遊び」の部分で動かすことによって、通常の動きをスムーズにする、を目指してみました。
結果、いつものように師範代、技術推進部長のお力をお借りして(というかほとんどやっていただいて)、皆様の助言を頂きながら何とか無事に終えることが出来ました。
テストをつくる学校の先生方は大変だなぁ、としみじみ感じました。
ありがとうございました。
からだ工房村松屋 村松孝幸