今月のRooTsは肩甲骨の安定と治療についての技術講義でした。
肩甲骨は上肢の土台と言われているところですが、この肩甲骨・・・土台と言いながら安定するということではなく、自由気ままに動き回ることができる。
通常であればですが。
通常であればというのは、ほとんどの大人は肩甲骨の可動が制限されていることが多いのも現実である。
この肩甲骨の可動をつけながら、安定させるにはどのような治療が必要なのか?
難しく考えるととても難しいのが肩甲骨である。
そしてこの肩甲骨を上手に使うにはローテーターカフの動きも見逃してはならないと思います。
このローテーターカフの不安定が肩関節の不安定を生みだし、肩甲骨の不具合に繋がる大きな原因になるのです。
そんなローテーターカフを調整する、そして安定させる。
ここから肩甲骨の一番安定するポイントを探るが面白い。
ローテーターカフの安定は四十肩や五十肩の大きな原因になる肩関節の炎症も回避することもできるのだ。
ここまでならばPTの先生が行うリハビリテーションでも改善することができるので、整体師がここだけを診ていてはダメな訳で、そこで一瞬で肩関節の安定に持っていくためのテクニックが必要だったりする。
この整体師特有のテクニック、今回のRooTsで皆様にお伝えしたテクニック、それは柔術に由来するものだと思っております。
ですから、PTの先生がそのテクニックを使うことはないと思います。
解剖学の観点から肩甲骨と肩関節を考察し、運動力学の観点から筋肉の動きと靭帯の関連を考えて、テクニックは整体のテクニックを使う!!
整体師としては当たり前のことですね。
当たり前のテクニックを当たり前に施術する。
そんな整体師が集まるRooTsは今月も暑い熱い講義となりました。
えじり