5月関節リーダーレポート
今月のテーマは「肩関節」でした。
広義の肩関節は、5つの関節によって構成されます。
腕が上がる、髪を結う、歯を磨く。
そんな日常動作は、5つの関節の連携プレーで成り立ちます。
連携プレーが崩れると、関節内部で骨性の衝突を起こし、インピンジメントシンドロームという
状態になります。
このところ「肩甲骨」という言葉が、情報化が発展した過程でより広く認知されるようになった
と感じています。
肩甲骨は大きく、触りやすい骨です。
それ故に、肩のアプローチとなった時、ついつい肩甲骨を動かして、肩関節の調整を済ましたよ
うにしていませんか?
僕はそんな経験、沢山あります。
でも、もっとしっかり動かしたい。
その葛藤がDojoの熱の源です。
今回は肩関節の本丸である、肩甲上腕関節の「滑り」を生むアプローチを練習してみました。
インピンジメントとは「衝突」という意味です。
関節の隙間を広げると共に、関節面同士がストレスなく滑ることが衝突を抑えてくれます。
動きのチェック
①腹臥位での上腕骨頭の牽引、離開、8の字操作
②仰臥位での肩関節後方の解放
③側臥位で肩甲骨を止めた状態からの上腕骨の挙上
アフターチェック
関節包、靱帯、筋肉のテンションをフリーにする感覚
最密位からの追い込み
安定した接触
などなど、長年FTAで大事にされていることが、どこへアプローチするにも不可欠なのだと改めて
感じました。
いつかメジャー投手にも、このアプローチが届きますように。
みなさんありがとうございました。