小さい頃から人前が苦手だ。しかし、フミユに入学して早10余年、、イヤ20年に刻々と近づき、もう、出来ない、分からない、緊張しちゃう!は通用しなくなってきている事をシミジミ思う。
「整体師は5者であれ」とは師匠の教えである。私たちの仕事は痛みを取り、歪みを正すことだけではない。エンターテイナーとしてあらゆる方向から患者の満足を引き出す必要があると。そう教わった。
さて、今回は「手・手首」を担当させてもらった。手首のモビリゼーション、手首関節回転の復習、舟状骨の矯正を準備し、ついでに小笑いでも獲りに行こうとネタを考え(これは私にとって大きな一歩だ)、皆の前に立つ。うん。前回とはまた違う心持ちの自分がいるぞ。
こんな年になって今更、と思うことがある。それをバカみたいに大真面目に繰り返し、繰り返して、そして5者の五角形も少しはさまになってくる。(なってきてるといいなぁ)
オーバー50になっても成長の喜びってあるもんだ。この仕事を始めてほんとによかったとは常日頃思っているけれど、また一つ。技術の向上だけではない何かを見つけた関節リーダーの時間でした。