前回のIKN療法では第一ステップIKN療法の入口の部分の解説と下肢の①テクニックをお伝えしました、今回はその第二ステップの部分の解説と下肢の②テクニックをお伝えしました。
IKN療法で一番重要なところは「N」の「治る」ってところです。
痛くて・効いて・治る。
この I・K・N の治るです。
治療の技術として、少し痛いくらいちゃんと押圧をかけることができるか?
クライアントが効いてますと自覚できるような的確な位置をコンタクトしていますか?
そして「あれ? ラクになった!」とクライアントが感動するようなテクニックを使えますか?
これをしっかりとするのがIKN療法です。
筋肉へのアプローチ?筋膜へのアプローチ?関節へのアプローチ?
難しい事を言う前にやってみる(笑)自分で感じてみる!
ってのが第一ステップだとしたら、今回の第二ステップは第一ステップで扱った下肢の①部分の拮抗部分へのアプローチする事で、最終的に骨盤の矯正に必要なアプローチテクニックになってしまうという内容です。
半腱様筋・半膜様筋・大腿二頭筋・後脛骨筋・足底筋膜
まずこれらの筋肉の起始部にある筋膜へ的確なIKNアプローチをします。
そのままその筋膜をスラッキングするようにアプローチしていく、その時にしっかりと神経学的視点を言葉のコミュニケーションでもとっていく事によってクライアントと治療家が何を目的でその手技を使っているのか?を共有する事で「 I・K・N の治る」がより感動的なものになって、治療効果も大きくなる!と僕は信じています。
簡単なように見えて、実はとても奥が深いIKN療法はクライアントの姿勢、伏臥位であろうと仰臥位であろうと、場所によっては座位や立位でもできるのだけど的確に筋膜起始部の芯を捉えるのが難しい、これは感覚的要素がとても大きい部分でもあるので練習あるのみである!!
昨今のソフトでゆらゆらするテクニックも必要だけど、身体の奥底にグッとくるテクニックも必要だと思います。
治療家ならどちらのテクニックも習得することが必要だし、クライアントによって使い分けることができないといけない、最近の治療家はクライアントにアザの一つもつけたことがないと聞きます。
アザをつけることがいいことだとは言いませんが、それくらい強く押圧する事もできないといけないという事です。
先生のそのテクニックがクセになるんだよね!!
って言われる治療家になるために、また治せる治療家になるために、IKN療法使ってみてください。
治療家として一皮剥けます(笑)
えじり