本要約チャンネル カモメさん

『逆ソクラテス』伊坂幸太郎

今まで、先生方のプレゼンは

、スピーカーレポートを読んで想像をしていました。自分にまわってくると思いませんでしたが、今回チャンスを頂き、ワクワクドキドキ、どの本にしようか、いつも考えていて、やっと決まったのが、自分を丸裸にされた様な、衝撃を受けた、この短編小説(5作品・全て否定的な題名)です。どの話も小学校高学年の男子生徒が主人公です。大人になってから、振り返るシーンもあります。子供から見た大人が描かれていて、子供の純粋な先入観がない、その世界観が、ドキッとして、自己啓発本よりも、

自分自身を深く、冷静に気付く事が出来ました。短編集の中で、繰り返し使われているフレーズが、

「僕はそうは思わない」

「ギャンブルではなく、チャレンジだ!」

プレゼン当日は、きれい事ばかり並べて、先生方に突っ込まれていましたが、ここ2日経ち、やっと

「あれ?今まで良い子になろうと、我慢してたの?」

「私はそうは思わない」は、他人事で、自分の想いを伝えるのが恐くて、嫌われるのが恐くて、現実から逃げていた。自分自身を固定観念で決めつけていた。自分は受け身だと、やらない(言えない)言い訳をしていた。もっとシンプルに「私は本当は◯◯◯と思っているんだ」その一言で、滞りをなくして、前進出来る。

この本を読んで変わったのは、「発想力・想像力」の範囲が広がって、少し深くもなった。本音を言えない人の本心を、少しでも理解して、人として寄り添っていきたい。まだまだきれい事ばかりですが、汗。もっと本心を出していきます。