インアンドアウト 杉岡さん

5月のプレゼン「インアンドアウト」を担当しました、杉岡です。

今回は、自分が生きていくなかで、躓いたり転んだりしながら何を切っ掛けに立ち上がるのか、どんな思いがあるのかという所で、最近気が付いた内容を中心にお話をさせていただきました。

機能的非識字 という言葉を知っていますか?

分かりやすく言うと、文字は読めるが文章が読めない人のことを指す言葉らしいです。

これを判別するためにアレクサンドラ構文、アミラーゼ構文などがありますので、気になる方は検索で探してみてください。

識字障害や知的障害ではないが、勘や経験をもとに勝手に文章を解釈するので、認識の違いや食い違いが発生しやすい…この話題に触れた時、勉強ができなかった学生時代を思い出しました。

私は中学生になったとき、小学生までは良かった成績が悪くなりました。

特に数学の授業中「何がわからないのかがわからない」状態で固まることが多かったように思います。

文章の意味を理解できない子供だったんだなと、今では思います。

でもそれも、何となく、徐々に普通まで戻すことができたのは自然と「トレーニング」ができていたからのようで、先程の機能的非識字と判明した場合でもトレーニングで良くなると言われています。

思い返すと、中学2年くらいからいろんな小説を夢中で読んでました。

色んな文章を読むことで、自然と読解力が上がったんだろうなと今になって思います。

こういった「分からないことが解らない」状態が嫌で、ドラマなどを見るときも話の起承転結が解りやすいアニメや時代劇、ミステリー物などを好んでいたんだなと思いました。

今でもこの傾向はあって、自分から発信することが多くなってきた時に「ちゃんと伝わるようにしなくちゃ」「曖昧でよく解らない文章にならないように、なるべく正確に書かなくちゃ」と思う傾向がどんどん強くなり、いつしかこんな自分が書く文章を乗せていていいんだろうかと思い始めていきます。

これらの自分の気持ちの流れや心の動きに気付き、ひとつの正解を見付けるのに結構な時間がかかりました。

今だから整理してこうして書けますが、私は自分のことは自分が一番よく解らないので、自分の引っ掛かりや何に拘っているのかを表現する言葉をいつも探しているように思います。

最近は本より動画を見ることが増えました。それは、ただ面白いではなく、どんな風に話したら自分をうまく表現できるのかを話のうまい人から探しているように思います。

人に物を伝えるということは何か?

今の自分が持っている答えが自分にとっての正解なのか、もっと違う表現があるのか、また時間をかけて探したいと思います。

ありがとうございました。

杉岡賀代子