皆さん、こんにちは。 大松すずきです。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、ようやく朝晩が涼しくなってきましたね。
最近は朝方の冷え込みで目が覚めてしまうこともあります。
今日は、猛暑の中でチャレンジしてみて「やってよかった」と思えた3つのことを、共有させてください。
私は、どうしても物事を先延ばしにしてしまうタイプです。
でも、そんな自分に少しずつ向き合ってみたことで、いくつかの気づきがありました。
①人前で話すことへの挑戦
最近、若手社員向けに「新しいクルマづくりのプロセス」を紹介する勉強会を実施しました。
20年前の自分を思い出すと…それはもう、固まった大仏様のようでした(笑)。
笑顔もなく、ただ「うーん…」と唸るだけの“すーさん”状態。
そんな私が今回、気持ちよく話すことができ、参加者の反応も温かくて、
「あ、やってみてよかったな」と思えた瞬間がありました。
実はこの勉強会、今までとは違う気持ちで準備しました。
これまでは“自分のため”に淡々と進めていた部分がありましたが、
今回は「みんなに興味を持ってもらいたい」「聞く耳を持ってもらえる話にしたい」
という思いが強くなり、“相手のため”でもあり“自分のため”でもある、
両方の視点で取り組んでみたんです。
その結果、「気持ちを込めて説明する」ことの大切さに気づきました。
ただ情報を伝えるのではなく、自分の言葉で、気持ちを乗せて話す。
話し方も少しずつ変えてみることで、伝わり方も変わってきたように感じます。
②身体を変えるきっかけ
皆さんに、ちょっと質問です。
「身体を変えるきっかけって、どんな時ですか?」
私の場合は、体調不良がきっかけでした。
お腹がへこんで、体重が減って…そこから始まりました。
結果的に間食を減らすようになり、身体が軽くなったんです。
ライザップには行ってませんが(笑)、横っ腹はちゃんと引っ込みました。
以前なら、元気になった途端にまた食べちゃう生活でした。
でも今回は「このきっかけを逃してはいけない」と思い、
普段の生活を見直してみることにしました。
「やってみたら、意外とできた」
「だったら、無理せず続けてみよう」
そんなふうに、小さな目標を立てて進めてみました。
1日、2日、3日…と続けていくうちに、調子が良くなり、身体も軽くなってきました。
なぜそれができたのか?
今までの習慣を少しだけ気にかけてみました。
● 夜、口がさみしくなる時間 → 水で満たす
●お菓子をストックしていた → 買わないようにする
●毎回買っていた → 数回に1回に減らす
すると、自然と買わなくなっていきました。
つまり、“当たり前”を少し変えてみただけなのです。
そして、「できること」が意外とあると気づきました。
③クルマを乗り換えてみた
最近、思い切ってクルマを乗り換えてみました。
乗ってみてまず驚いたのは、新しいクルマの進化です。
静かさ、滑らかさ、燃費の良さ…「こんなに変わっているのか」と、正直びっくりしました。
この体験が、ホンダスズキの仕事に対する意識にもつながりました。
普段関わっている業務の背景や技術の進化を、肌で感じるきっかけになったんです。
もちろん、古いクルマのつくりの素晴らしさもあります。
でも、新しいクルマの進化を見る楽しさもあって、比較することで見える世界があると実感しました。
そしてついに…我が家もホンダのクルマに乗る家になりました!(笑)
今回の乗り換えを通して、ホンダのハイブリッド車を「自信を持っておすすめしたい」と思えるようになりました。
実体験があるからこそ、言葉にも説得力が出てくるのですね。
◆変化のきっかけは「人との時間」
なぜ、こんなふうに変えるきっかけを持てたのか?
改めて振り返ってみると、毎週のリハビリ隊での時間が大きかったと思います。
先生、いくこさん、そして皆さんからのアドバイスをいただきながら、
20年以上かけて、少しずつ変えることができました。
20年前の“すーさん”に教えてあげたい。
「おめえさん、負けずに頑張れよ!」
他の人と比べたら、打ち上げ角度はまだ低いかもしれません。
でも、確実に少しずつ上がってきています。
リハビリ隊は、私にとって「変えるきっかけを作る場」です。
ただ、私はけっこう頑固なので(笑)、角度を上げるには
時には“けつを叩いてもらう”必要もありました。
◆さらなる変化のきっかけ
今回、先生のお友達であり、ご縁をつないでくださった筒井さんとの出会いが、
さらなる角度を上げるきっかけになりました。
頑固の塊だった私に、第三者の新たな視点からプロのコーチングが始まりました。
今まで先延ばししていたことも、日々やることで「知る」段階まで来ました。
まだ「わかる」までの階段を登っている途中ですが、
最初は強制的だったことも、今では日々の日課になりつつあります。
いろいろなことも、少しずつ“楽しい”に変えていけそうです。
身近なことから「やってみよう」と思えるようになり、
その積み重ねが、確実に自分を変えてくれています。
最後に
結局のところ、「やってみよう」を一つずつやるしかないのですよね。
“感情”という瞬間的な台風で荒れた海から、
“気持ち”という嵐の後の静けさのような状況に、言葉を載せていくこと。
その意味を、ようやく知ることができました。
「大変だな」と思うか、「楽しいな」と思うか。
その気持ちの持ち方ひとつで、見える世界が大きく変わることを実感しています。
変化は一気に起こるものではなく、日々の積み重ねから生まれるもの。
そして、人との出会いや支えが、変化の角度を少しずつ上げてくれるということ。
気持ちを言葉に乗せるにはトレーニングが必要です。
そこに自分の軸を載せることができると、さらに面白い世界が見えてくる。
前に立って今までにはなかった気持ち
言葉と身体が前面に出過ぎて、倒れそうな勢いで前に立つことができました。
ありがとうございました。
大松すずき