ボクは、ぬるま湯が大好きである。そして、大変な事はなるべく先送りしたい性質でもある。
しかし、どんなに好きであったとしても、それが本当に自分の為になるかどうかは別の話である。
それは、痛いところと悪いところが違う事と似ているのかもしれない。
2017年度の「Dojo&RooTs」の年間スケジュールを渡された時、12月の「先輩の窓 ビヨンド」の欄に自分の名前を見つけた時、正直「ゲッ!」と思った。
出来る事なら、ただ単に12番目に順番が回ってくるだけの事であって特に意味は無く、その後行われるであろうスペシャルルーツやクリスマスパーティーの前にサラッと終わってくれれば、などと考えていた。
が、やはりそうは問屋が卸してくれないのがFTA。
先陣を切ったのは11月のスピーカー、A先生(敢えて匿名)。
まさか、半年も前から翌月のスピーカーにどう繋ぐか話を練っていたなんて。
それから暁光先生、江尻先生のメールマガジンと煽りが続く・・・。
ヤバい!皆さんの前で出来る話なんて無い!
あの事について話す事を期待されているのかもしれないけれど、あんな話、この場でする事だろうか?
そもそも、誰かの為になる話とは思えない。
そうしているうちに、MCを務めて頂くオカメ先生との打ち合わせの日がやって来る。
質問に答えていて、自分の言っている事の矛盾が気になってきた。
その矛盾を生んでいる問題点は何なのか?どうすればその問題点はクリアできるのか?
それを考えているうちに、自分自身の頭の中がだんだん整理されていく。
自ずと、当日話す内容は決まっていった。
けど、敢えて内容は作り込まず、その時に自分の中から出てくる言葉を伝えようと思った。
どんな事であっても、最終的に決断するのは自分自身。
でも、きっかけはいつも周りからもらっているような気がしてくる。
そして、背中を押してくれるのも、支えてくれるのも。
少なくとも、ボクの場合は。
ボクが話した内容が、皆さんの前で、皆さんの貴重な時間を頂いてするべき話だったのかどうか今でも分かりません。
しかし、ボクにとってこの時間を頂いた事は、大きなターニングポイントになる事は間違いありません。
唯々感謝するばかり。
ありがとうございました。
追伸
決して「ミナミの帝王」や「ナニワ金融道」みたいな事なんてしていません。
今は。
からだ工房村松屋 村松孝幸