呼姿術 腔と膜へのアプローチ

毎月師匠が開催している治療家セラピストのためにRoots塾での呼姿術バージョン3の講義をさせていただきました。

ご参加いただきましたみなさまありがとうございました。

 

師匠との時間の中で呼吸と姿勢のつながりに対しての考察が生まれ始めたのが2016年のはじめ。

そこからバージョン2、バージョン3と、自分のカラダに起こった変化と日々の現場とともに掘り下げた内容を発表させていただきました。

 

今回お伝えさせていただいたのが、腔と膜へのアプローチ。

カラダの腔や隔膜が骨格アライメントや筋バランスに、人の動きや姿に、そして人のスタイルに影響を与える。

短期的な変化を目的にしたアプローチではなく長期的にカラダをベースアップさせることを考えたアプローチです。

 

生まれた瞬間から誰もが無意識にしてる呼吸。

呼吸の波がカラダの内側を伝わって腔の圧力を変えながら姿勢バランスがつくられている。

 

カラダを動かすことが減り、前屈みばかりの日常で少しづつ歪んでしまう呼吸。

隔膜、腔のデザインからこの呼吸のリズムを取り戻ししなやかさをつくるのです。

 

カラダの内側がどうなっているかは目で確認することはできないけど、ポイントさえ捉えることができれば姿勢、体型、呼吸からその内側を想像することができる。

そしてこの圧力の変化にアプローチしてカラダをベースアップ。

そしてボディメイクまで。

 

しなるカラダ。

胸郭の弾力が戻り、呼吸のリズムを取り戻せたカラダはしなやかで美しいのです。

 

考えれば考えるほど整体とボディメイクはどんどん繋がる。

毎度のことだけど、出番を頂いた時は全部出し切る。

僕が日々感じている「整体のオモシロイ」をシェアさせて頂いたことで、より理解を深まめることができました。

 

そしてもう一つはオマケで内緒の話も。

技術はなんためにあるのか。

これから新しくスタートをきる先生方への応援歌のつもりでしたが、ベテランの先生に評価してもらえたことが意外で、でも嬉しかったです。

 

経験値が増えれば、知識、技術は深まってく。

ただマニアックになるのではなく、クリエイティブな仕事を続けたい。

服部 寛