11月のメインスピーカーを務めさせて頂きました。
普段、外側から見えている事の裏に、何があるか。
どんな方向性で、何を考えているか。
僕は詳らかにしているようで、そのほとんどを隠しています。
何でも見せているように見せておいた方が、隠すのには好都合です。
今年はランニング雑誌から連載を依頼されたり、
トレーニング風景、セルフケアツールのプロモーションビデオの撮影もありました。
メディアの影響力というのはスゴイもので、知名度も上がり、反響も予想以上でした。
取材の依頼が来るように、全国誌に載るように、実は数年前から狙っていました。
そのために、5km、10kmではなく、フルマラソンで結果を残す。
全国規模の大会で上位に入る、または優勝する。
過酷さを極めた方がインパクトがあるので、富士山で行われる大会を主戦場に選びました。
さらに、影響力のある発信をしていれば、メディアの目に必ず留まるだろうと、
ランナー好みの記事を多くしてブログも更新。
レースで結果を出していて、体のケアに精通し、知名度もあるという、人物像を作りました。
どこへ行っても目立つように、髪も伸ばして結ぶようにしました。
顔を覚えてもらうためです。
「何を言うかより、誰が言うか」
この影響力は計り知れません。
まずはこのポジション作りから取り組みました。
目立つには目立っても、自分の言葉で語れなければ、その後が広がりません。
言葉を紡ぎ出すために、本を絶えず読んできました。
ひたすら言葉のシャワーを浴びて、
自分というフィルターを通して、出来事や経験、考えを語る。
そのレッスンが整体師には必要不可欠だと、師匠から常日頃言われています。
ポジションを作った上で、重みのある言葉を発すれば、より響きます。
言葉は「葉」ですから、枝も幹も、根もしっかりしていなければなりません。
健康産業は、また聞きのまた聞きのような、
根も葉もない「うわさ話」レベルの出所が怪しい情報ばかりです。
だからこそ、あらゆる書物に当たって、事実を調べましょう。
99%の事実と、1%の考えで書く、話せば、読み手、聞き手が主役になれます。
結論の重さは、過程に支えられます。
まだまだ話したい事は沢山ありましたが、続きはまた。
ありがとうございました。
村田稔明