本要約ちゃんねる マサさん

原因と結果の法則 ジェームスアレン著

この本は、20年前に購入しその後ずっと手元にあり、長年読み続けてきました。

原因と結果の法則とはあらゆるものに原因があり、目に見えているのはその結果(すべては必然)。今の自分は過去から積み重ねてきた結果なので、今が良い状態なら過去に良い行いを、悪い状態なら、過去にその問題となる行いをしてきた。そして、すべての問題は自分ごととして解決することが可能である。人間は、心には常に頭にイメージを思い浮かべる。「こうなったらいいな」「こうなったらどうしよう」そして、悪いイメージを勝手に膨らませている。これは思い込みでありそれをどう変えるかが大事。この本は「自分はダメだ」と思い込んでいる人や、上手くいかないのを環境や他人のせいにしている人、自分自身や環境を変えたいと思っている人におすすめです。

 本のあらすじ

思いと人格

人間は「思い」の主人、「人格」の製作者、「環境と運命の設計者」。自分の思いを観察、管理、変化させ、人生環境に及ぼす影響を分析するのをまず始めます。

思いと環境

「環境」は思いから生まれるので、自分のこころをしっかり管理し、人格の向上に務めれば、環境は変えられる。

思いと健康

「肉体は心の召使い」心の中でめぐらされる思いに従うことで心を強化、浄化すれば病気と無縁。

思いと目標

人間を目標達成に向かわせるパワーとは、「自分はそれを達成できる」という信念、自分をコントロールして集中力で強く思うことで価値ある物事(はかない夢物語、あこがれ、妄想などではない)を達成できる。

思いと成功

自分の欲望のかなりの部分を犠牲にして努力すること。自分の心を高めることで上昇、克服 達成し、大きな影響力や重要な責任をまかせられることになる。

ビジョン

自分が夢見た通りの将来とは、心を最高にワクワクさせるもの、心から愛することのできるものを理想とし、強い信念、犠牲、粘り強い努力の結果得られる。だから「幸運」などとは全く違います。

穏やかな心

「人望が厚い人」とは、スキルなどの「やり方」に秀でているというより、人としての「あり方」がしっかりしていてブレない人。これを身に着けるには人間力を高め、人格者を目指します。自己コントロールの長く粘り強い努力の結果、成熟した人格(穏やか)になり、強い心を持ち、まわりに順応できて、大きな成功、影響力、権威を得ます。また人は、冷静で穏やかにふるまう人が好きなので自然と人が集まってきます。

まとめ

「自分こそが、自分の人生の作り手」私たちは、心の中で考えた通りの人間になる。感情をコントロールし、良い習慣を積み重ねることで自身の環境を変えることができる。