肘を使った矯正技術

整体の矯正技術は難しいと言われますが、、、

その大きな理由に肘をうまく使えていないということがあると思います。

 

最近流行っているギャグに

「ひじ〜まがりま〜す!!」

ってのがありますが、肘を曲げ伸ばし(屈曲と伸展)の動作が大きく印象的ですが、肘の運動には回外と回内の動きがあります。

矯正技術にはこの動きを使うのです。

 

屈曲と伸展の動きは大きいけれど力の調節がうまくいかないという難点があります。

器用に動く関節ですのでこの動きを使って「なんとかするぞ!!」ってのが脳みその働き方。

 

しかし

回外と回内の動きを使って矯正をすると、力の入れ方が安定するだけではなくて、手を触覚器として使えることとフォームとスタンスで矯正が可能になってくるのです。

 

この肘を使って矯正する方法を言う人はなかなかいないと思いますが、僕がいろんな治療家の矯正を見させていただいた時に上手に矯正する方のほぼ全員がこの肘の動きを使って矯正されていました。

 

 

脊柱の矯正のコツの一つはここだ!!と確信したので

昨年の末から今までの僕の矯正技術のコツやミソだとメモしたことなどをまとめた「整体矯正技術大百科」を作らせていただきその中から今回のRooTsでみなさまにお伝えさせていただきました。

 

矯正技術に力は必要ないということが少しは伝わったかなと思います。

 

この技術一つで患者さんは違いを実感する。

 

先生の背中の押し方は他でされた事がないです。。。

患者さんに直接言われた一言なので本当だと思います。

 

江尻浩久